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マンガで分かる「ウェブアクセシビリティ」


チャプター1:ウェブアクセシビリティってなに?

ちえ「ねぇねぇ、うぇぶあくせしびりてぃってどういう事? 聞いたことはあるんだけど、よくわかんなくて…」 いずみ「そんなことも知らないのか。アクセシビリティは…(難しくて長い説明をずらずらと喋る)」 ちえ「ひぃ。えっと…も、もう少しかんたんに…」 いずみ「えーっと…要するに…ホームページからみんなが同じ情報を得られることよ。高齢者や障害者も含めてみんなね。」

「ウェブアクセシビリティ」という言葉

ウェブアクセシビリティとは「ウェブサイト」の「アクセシビリティ」です。

アクセシビリティとは、「高齢者や障害者を含めた様々な利用者が、利用できるかどうか」を表す用語です。

ウェブサイトにおけるアクセシビリティ。つまり「誰もがホームページを使えるかどうか」ということを、ウェブアクセシビリティと言います。

似ている用語には、

情報バリアフリー
高齢者や障害者でも支障なく情報を閲覧できるようにすること
ユニバーサルデザイン
誰でも使えるデザインのこと
ユーザビリティ
特定状況下における使いやすさの度合い

があります。


チャプター2:ウェブアクセシビリティって高齢者や障害者のためのもの?

ちえ「じゃあ、うちのサイトは気にしなくてもいいよね? 高齢者向けじゃないし」 いずみ「……。そういうわけじゃなく…(難しくて長い説明をずらずらと喋る)」 ちえ「簡単に!」 いずみ「必要なアクセシビリティが確保されてないと、高齢者や障害者以外の人からもまともに見れなくなるケースがあるんだ。」 ちえ「ほんとに!?」

ウェブアクセシビリティは高齢者や障害者のためのもの?

「高齢者や障害者を対象としてないから、ウェブアクセシビリティ考えなくていいんだよね?」

いいえ、違います。

ウェブアクセシビリティは、「すべての利用者」が対象です。老若男女、パソコンに慣れている人、慣れていない人、障害のある人ない人、すべてです。

たとえばウェブアクセシビリティを考慮しなかった場合……

スマートフォンでウェブサイトを見ていたら、何もないページが表示されたので、利用者は前のページに戻ってしまった。

実はそのページ全体がFlashで作られていました。スマートフォンのブラウザは、Flashが見れないものだったため、何もないページに見えたというわけです。

「Flashを使ってはいけない」というわけではありません。

Flashが見れない人のためのHTML版のページを作り、そこへ移動できる仕組みを用意することで、そのページのアクセシビリティは高まります。


チャプター3:ウェブアクセシビリティってどんなメリットがあるの?

ちえ「逆にウェブアクセシビリティをちゃんとしたら、何か良いことないの?」 いずみ「そりゃあるよ――」 いずみ「簡単に言えば、サイトのアクセス数の増加が見込めることが分かりやすいかな? どうよ、一言でまとめたわよ」 ちえ「なんかつまんない。それちょっと難しく説明してみて。」 いずみ「利用者は様々な環境で閲覧して…(難しくて長い説明を少し怒りながら喋る)」

ウェブアクセシビリティを高めることでどんなメリットがあるの?

何度も繰り返しになってしまいますが、ウェブアクセシビリティはすべての利用者を対象としています。どんな人でも分かる内容にすることを心がけることにより、文章が分かりやすいものになり、情報の質が向上します。

また、利用者は色々なソフトウェア・機器を使って、ウェブサイトを利用します。色々な環境でも、正しく情報を伝えるためには、HTMLの仕様を理解して作ることが大切です。HTMLの仕様を守ることで、ソフトウェアが正しく情報を手に入れることができるようになります。

さて、ウェブサイトを訪れる方法として、検索サイトを利用する方も多いと思います。

検索サイトは、ウェブサイトを自動巡回するプログラムを使用し、ウェブページの情報を集め、良い情報のページから順番に表示する仕組みです。

ウェブアクセシビリティを高めることによって、そのサイトの情報の質が向上し、検索プログラムもウェブサイトの情報を正しく手に入れることができるようになります。

その結果、検索サイトでの掲載順番が上がり、アクセス数が向上するというメリットがあります。

また、社会貢献活動の一環として、自社サイトのウェブアクセシビリティの向上も含めることで、会社やブランドのイメージアップにもつながります。


チャプター4:ウェブアクセシビリティって難しいこと?

ちえ「でもアクセシビリティって、しっかりしようとすると格好悪いサイトになっちゃうんじゃない?」 いずみ「そりゃ勘違いだよ。やり方次第でどうとでもなるし、格好良いサイトも沢山あるぞ?」 ちえ「でもアクセシビリティって難しいんじゃない?」 いずみ「全部できなくても、簡単な部分をちゃんとするだけでも十分に効果はあるぞ?」 ちえ「え、じゃあ。みんなアクセシビリティやればいいのにね。」 いずみ「お前からやれ。」

ウェブアクセシビリティが良いサイトはカッコ悪い? 難しい??

「ウェブアクセシビリティを良くしようとすると、見た目がダサくなってしまう」という印象があるかもしれません。

ウェブアクセシビリティを良くする方法は色々あります。デザイナーがウェブアクセシビリティの知識を養うことで、見た目とアクセシビリティを両立させたウェブページを作ることができます。デザイナーの腕の見せ所です。

また、「ウェブアクセシビリティを良くすることは難しい」という印象もあると思います。

チャプター2に書いた「Flashで作ったページ」の例ですが、「HTML版のページを作るのは大変だ。すぐには作れない」ということがあるでしょう。しかし、すぐにできることがあります。

それは、Flashが見れない環境の人がそのページに来た時に、「このページはFlashを使って作成していること」が分かるようにすることです。「どんな内容のページなのかを簡単に説明」しているとさらに良いでしょう。

「こんな簡単なことでいいの?」「Flashで作られてるってことを知らせるだけででいいの? 意味はあるの?」

そんなふうに思われるかもしれませんが、まったく何もないページに見えていたのが、Flashで作られたページであることが分かるページになりました。

この情報があることで、「あとでパソコンから見てみよう」と考える閲覧者が増えることが期待できます。

まずは、ウェブアクセシビリティについて知り、できるところから始めていくことが大切です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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